ケミカルピーリングのデメリットは何があるの?施術を受ける前に知っておきたい注意点もご紹介

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記事の監修者

医師|野俣先生

患者様とのコミュニケーションを大切にし、安心感と満足感を与えることをモットーとしております。歯並びの角度や歯の色は顔とのバランスや美学も考慮した上で痛みの少ない治療を提供しております。再生医療を用いて治療期間の短縮や点滴を併用することにより全身のアンチエイジングも望める治療を行なっております。

ケミカルピーリングのデメリットは何があるの?施術を受ける前に知っておきたい注意点もご紹介

ケミカルピーリングのデメリットは何があるの?施術を受ける前に知っておきたい注意点もご紹介

ケミカルピーリング痛くないって聞くけど本当かな?」
「ピーリングでシミができたって話も聞いたことあるけど大丈夫?」

このように、ケミカルピーリングに興味はあるけど、デメリットやリスクが怖いという方も多いのではないでしょうか。

ケミカルピーリングは、総合的に見て安全性の高い美肌治療です。もちろん、デメリットやリスクもあります。

しかし、デメリットよりも多くのメリットを得られる美肌治療と考えて良いでしょう。

本記事では、ケミカルピーリングのデメリットやリスクを中心に、そして、リスク回避の方法やクリニック選びまで説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。

医師|野俣先生
医師|野俣先生
ケミカルピーリングにはいくつかのデメリットがあります。 ピーリングという行為自体がお肌に負担をかける可能性があるため、慎重に考える必要があります。 安心して施術を受けられるよう、しっかりカウンセリングをした上で施術に入るクリニックやサロンを選ぶことが大切です。

ケミカルピーリングで気をつけたいデメリット5選をご紹介!皮むけやヒリつきなどの副作用はあるの?

ケミカルピーリングで気をつけたいデメリット5選をご紹介!皮むけやヒリつきなどの副作用はあるの?

ケミカルピーリングは、痛みやダウンタイムが少ない美肌治療として知られています。痛みや副作用を全く感じない方も存在します。

必要以上に怖がらなくても大丈夫ですが、5つのデメリットを解説するので理解しておいてください。

【ケミカルピーリングのデメリット①】施術中にピリピリとした痛みを感じる場合がある

ケミカルピーリングとは、肌表面に蓄積された古い角質を、薬剤を使って取り除く施術です。そのため、薬剤を肌に塗布したとき、肌にピリピリ感を覚えることがあります。

薬剤はほんの数分で拭き取られ、同時にピリピリ感は治まります。施術中の痛みは、薬剤を肌に乗せている間の数分間です。強い痛みではありません。

ただし、施術を受ける日の肌の状態や体調、薬剤が合わなかった場合は、ヒリヒリとした痛みを伴うこともあります。

【ケミカルピーリングのデメリット②】赤みや皮むけなどの副作用が生じる場合がある

ケミカルピーリングを受けた後、軽い副作用が起こる場合もあります。

症状と期間は以下の通りです。

症状 期間
ほてり、赤み、ヒリヒリ感 1~3時間
乾燥、かさつき、皮むけ、薄いかさぶた 2~3日

副作用の出かたには個人差があります。まったく症状が出ない場合もあれば、赤みやほてりが1日以上続く場合もあります。

副作用は施術当日の体調に左右されることもあるため、体調の良い日を選んで施術を受けると良いでしょう。

【ケミカルピーリングのデメリット③】施術後にニキビが悪化する場合がある

ケミカルピーリング後、1週間程度はニキビが増えたり悪化したりすることがあります。

ニキビが増えてしまう原因は、急激な環境の変化に肌が反応してしまうことにあります。肌が環境の変化に慣れてしまえば治まるので、心配ありません。

また、ニキビが悪化したという方も見られます。しかし多くの場合、悪化しているわけではありません。ケミカルピーリングによって古い角質を取り除いたために、ニキビ内部の老廃物や膿みが排出されている状態です。

悪化したように見えますが、膿や老廃物が排出されてしまえば炎症は治まり、やがて落ち着き消失します。

ニキビは、皮脂や汚れが毛穴を塞いでしまうことから始まる肌トラブルです。ケミカルピーリングは角質除去と共に毛穴の汚れも除去するので、ニキビ肌には非常に有効な治療法です。

ただし、本当に悪化してしまう場合もあります。体質的に薬剤が合わない場合もあるからです。ニキビの悪化が治まらない場合は、担当医師に治療法の変更を検討してもらうと良いでしょう。

【ケミカルピーリングのデメリット④】施術後に毛穴の状態が悪化する場合がある

ケミカルピーリング後、肌は非常に乾燥した状態になります。乾燥の原因は、施術により一時的に肌の保水機能が損なわれてしまうことにあります。

乾燥状態の肌はふっくら感が失われるため、毛穴が伸びたように大きく見えがちです。また、肌にカサカサとした質感の悪さを感じることもあるでしょう。

いずれの症状も、施術による肌の乾燥が原因です。ケミカルピーリング施術後は刺激を避け、十分な保湿を心がけることで症状は自然に改善します。

【ケミカルピーリングのデメリット⑤】即効性がないため継続して通う必要があること

ケミカルピーリングは、定期的に継続することで効果が現れる美肌治療です。そのため、即効性はありません。

通常、5~10回程度の施術を約2週間~1ヶ月の間隔をあけて行います。つまり半年〜1年の長い期間のなかで、ゆっくりと肌のターンオーバーを整えます。

もし、即効性を求めるのであれば、ケミカルピーリングに比べ早く効果を実感しやすいダーマペンポテンツァなどの美肌医療をおすすめします。

医師|野俣先生
医師|野俣先生
効果が現れる過程で、赤み、火照り、ヒリつき、皮剥け、乾燥などの副作用が現れる場合があります。 施術後はきちんと保湿をし、無理に皮を剥がさないように注意することがとても大切です。ホームケアをしっかりと行うことで、肌の回復を助けることができます。

ケミカルピーリングで起こりうるリスクとは?リスクと解決策をご紹介

ケミカルピーリングで起こりうるリスクとは?リスクと解決策をご紹介

他の美肌治療に比べ安全性の高いケミカルピーリングですが、リスクとは隣り合わせです。

稀ですが、施術による肌トラブルが起こることもあります。しかし、事前に知っておくことで防げる場合がほとんどです。

次にあげる3つのリスクを理解して、肌トラブルを避けてください。

【ケミカルピーリングのリスク①】施術中にやけどを起こすこと

ケミカルピーリングは、肌に「酸」を塗って角質を取り除く「角質ケア」です。

施術に使用する「酸」は、肌への安全性を追及して配合された薬剤です。ただし、この安全性は、薬剤について深い知識がある医師が使用することが条件です。

薬剤の特性を知り、用法や容量を誤らなければ問題ありません。しかし、知識を持たない医師が誤った使い方をすると、肌にやけどを起こしてしまうことがあります。

過去に知識や経験のないスタッフの施術により、やけどや傷跡が残るなどのトラブルが発生しました。そのため現在は、一定以上の濃度の薬剤は医療機関のみが扱うことになっています。

ただし、正しく使われていても薬剤が身体に合わない場合は、同様のトラブルが起きることもあります。

【ケミカルピーリングのリスク②】施術後の肌トラブルが治らないこと

ケミカルピーリング施術後、3日程度で肌はかなり回復します。しかし、以下のような肌トラブルが治らないというケースもあります。

・施術後の赤みやほてりが治まらない
・肌荒れがひどい
・水ぶくれになっている
・かゆみが続く

前項でも触れましたが、薬剤により肌が炎症を起こしてしまった場合に多い症状です。また、ケミカルピーリング使用する薬剤が、体質や肌に合わなかった可能性も考えられます。

さらにもう1つの可能性として、施術後のケアが十分でなかったり肌に刺激を与えたりした場合にも起こりうる症状です。

たとえば、施術後に自宅でスクラブ洗顔やピーリングなど、肌を刺激することをやってしまった場合です。また、長時間紫外線に当たってしまった場合も、上記のような肌トラブルが現れることがあります。

ケミカルピーリングは施術後のケアがとても大切です。十分な保湿を行い徹底的に紫外線を避ける必要があります。

いずれにしても、放置すると色素沈着を起こすリスクがあるため、上記の症状が現れたら早めに担当医師に診てもらいましょう。

【ケミカルピーリングのリスク③】やりすぎてビニール肌になってしまうこと

ケミカルピーリングは通常、一定の間隔を空けて継続的に行う施術です。つまり、肌の回復を待って再び施術を行いますが、間隔を無視してやりすぎるとビニール肌になります。

ビニール肌とは、角質層が失われキメがなくなった肌を指します。

一見ビニールのようにツヤツヤした美しい肌に見えるのでビニール肌と呼ばれていますが、実は未熟な角質がむき出しです。そのため、様々な刺激による影響を受けやすく、常に肌トラブルのリスクを負っています。

施術のやり過ぎは肌に大きな負担を与える行為ですので、避けなければいけません。

医師|野俣先生
医師|野俣先生
ケミカルピーリングを長期に渡って定期的に施術をすると、お肌を保護している角質が薄くなり、老化の原因にもなる紫外線や外部からの刺激に影響を受けやすくなります。 その結果、シミや肝斑などができやすくなり、お肌がくすむ原因にもなります。 自分に合った施術の質、適切な期間と間隔、回数をしっかり教えてくださるクリニックやサロンを選ぶことが大切です。

ケミカルピーリングでの失敗やデメリットを回避する方法とは?解決策5選をご紹介

ケミカルピーリングでの失敗やデメリットを回避する方法とは?解決策5選をご紹介

ケミカルピーリングによるデメリットを紹介しましたが、不安になる必要はありません。ほとんどの失敗やデメリットは、自身で回避できます。

失敗やデメリットを避ける方法を5つ紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

【デメリットを解消する方法①】適切な頻度でケミカルピーリングを受ける

先ほども触れたように、ケミカルピーリングは適切な頻度で行なう必要があります。単に数を重ねれば、効果を得られるというものではありません。

安全性の高い施術ではありますが、頻繁に行うと深刻な肌トラブルに発展してしまいます。

ただ、複数の美容クリニックに通っていない限り、頻繁にケミカルピーリングを受けることはないでしょう。

医師が提示する頻度や指導を守っていれば、避けられるリスクです。

【デメリットを解消する方法②】自身の肌に合ったピーリング剤があるクリニックを選ぶ

施術を受ける際は、自身の肌に合った薬剤があるクリニックを選びましょう。ケミカルピーリングで使用する薬剤は、個々の肌悩みによって医師が使い分けます。

ケミカルピーリングに使用される代表的な薬剤は以下のとおりです。

ピーリング剤 期待できる効果
グリコール酸 ・肌表面をなめらかにする
・毛穴縮小・美白
サリチル酸マクロゴール ・皮脂改善・ニキビ跡改善・毛穴縮小
乳酸 ・保湿・美白・小じわ改善
コラーゲンピール ・肌にハリと弾力をあたえる
・小じわ改善・シミ、肝斑の改善