ダーマペンの効果や仕組みについて徹底解説!メリット・デメリットもご紹介
ニキビ跡や毛穴の開き、小ジワなどに悩んでいる方は「ダーマペン」という美容施術に興味を持っているのではないでしょうか。
ダーマペンは美肌に導くさまざまな効果が期待できますが、デメリットやダウンタイムなどが気になり、施術に踏み切れない方もいるかもしれません。
今回はダーマペンで期待できる効果やメリット・デメリット、美肌に導く仕組みなどを解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
ダーマペンは美肌に導く様々な効果あり!ダーマペンで期待できる美肌効果5つとは
ではまず、ダーマペンで期待できる美肌効果を5つご紹介します。
ダーマペン効果その1:クレーター・ニキビ跡を治す
ニキビや毛穴の周辺が炎症を起こすなどをして、肌の表面に凹みができた状態を「クレーター」と呼びます。肌に傷ができコラーゲンが破壊されることで凹みができるのですが、スキンケアだけではなかなか改善されないことが多いものです。
ニキビによってクレーターまではできなくても、炎症がひどかったり、炎症の範囲が広かったりすると、色素沈着を起こして黒く目立つ「ニキビ跡」が残ることもあります。
ニキビ跡もクレーター同様にスキンケアではなかなか目立たなくなりにくいですが、ダーマペンであればどちらも治す効果が期待できるのです。
ダーマペン効果その2:毛穴の開きを改善する
毛穴から皮脂が過剰に分泌されると、皮脂により毛穴が広げられて開いた状態になってしまいます。
皮脂の分泌量は20代前半がピークではありますが、食生活や肌の乾燥などが原因で過剰に分泌されることがあるのです。そのため、20代前半以降でも毛穴の開きに悩みやすく、今ではマスクが原因になることもあります。
ダーマペンは毛穴の開きの改善も期待できるため、生活改善やスキンケアでも改善できなかった方におすすめです。
ダーマペン効果その3:ニキビを抑える
ニキビができる原因の中に、皮脂の過剰分泌と肌のコンディションの低下があります。たまにしかできない程度であれば、皮膚科を受診したりスキンケアで改善されることがほとんどでしょう。
しかし、繰り返しできたり、ニキビの数が多いと常にニキビができた状態になってしまう方もいます。ダーマペンではニキビを抑える効果も期待できるため、頻繁にできるニキビに悩む方にも人気の施術です。
ダーマペン効果その4:小じわ・たるみ・乾燥を改善
加齢により肌のコラーゲン量が減ると、小じわやたるみに悩みやすくなります。また、年齢が進むとともに皮脂の分泌量が低下するため、肌の乾燥も感じやすくなってしまうのです。
肌の乾燥を放置すると、小じわ・たるみにつながります。深くついたしわやひどいたるみは、スキンケアでは間に合わないことも。
ダーマペンは小じわ・たるみ・乾燥を改善する効果も期待できるため、若々しい見た目をキープしたい、うるおいに満ちた肌を手に入れたい方にもおすすめです。
ダーマペン効果その5:シミ・くすみを減らす
メラニンが過剰に生成されると、シミやくすみの原因になります。
くすみはスキンケアやメイクである程度は目立たなくさせられますが、濃いシミはセルフケアだと長い時間をかけてケアしないといけません。
ダーマペンならシミ・くすみを減らせるため、明るい印象の肌に近づくでしょう。
ダーマペンの効果がでる仕組みとは?美肌効果が期待できる理由を徹底解説!
では次に、ダーマペンの効果が出る仕組みと、美肌効果が期待できる理由を説明します。
ダーマペンの仕組みはどうなっているの?初心者にもわかりやすく徹底解説!
ダーマペンの施術では、細い針を使って肌に傷をつけます。傷がついた肌は創傷治癒の反応により徐々に傷が治っていくのですが、この力を利用して肌を再生させるのがダーマペンの仕組みです。
現在使われることが多い「ダーマペン4」には針が16本ついています。穿刺の深さは0.2〜3.0mmまで調節が可能で、針の出し入れも4段階の速さで調節できるのが特徴です。ただし、針の長さを変えても肌の弾性により、長さと同じ深さにはならないことがあるため、その点は注意が必要です。
ダーマペン4では創傷治癒の反応にプラスして、肌に傷をつけることで成長因子などの薬剤を浸透させることもできます。成長因子は通常肌に入れ込むことが難しいのですが、ダーマペン4であれば可能です。成長因子以外の肌に入れ込めない薬剤も浸透させられ、これを「ドラッグデリバリー」と呼びます。
日本では基本的に縦・横・左右斜めの方向に沿ってダーマペンを4回当てる「4パス」が採用されています。
ダーマペンが効果がある理由
創傷治癒の反応が起こる際に、コラーゲンが生成されやすくなります。コラーゲンの生成が促進されると、先程ご紹介したようなクレーター・毛穴の開き・シミ・くすみなどの改善効果が期待できるのです。
ダーマペンのメリット・デメリットを解説!ダーマペンをやめた方がいい人ってどんな人?
ダーマペンはさまざまな効果が期待できる美容施術ですが、効果に納得するために、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。
ダーマペンのメリットとは?
ダーマペンは肌に傷をつけたあとに美容薬剤を塗ります。傷がついた状態で美容薬剤を塗布するため、ただ肌に塗るだけでも成分が肌に届きやすいのがメリットです。
美容薬剤は自分の希望で選べるため、ダーマペンの効果と他の美容効果を同時に得られるのも良い点と言えます。
美容施術で気になるダウンタイムと痛みですが、ダーマペンの場合は調整できます。たとえば、痛みが少なくダウンタイムが短い施術が希望なら、針を浅く刺せば可能です。
このようなメリットを踏まえ、ダーマペンは一度に複数の美容効果を得たい方や、痛みに弱い方、ダウンタイムを調節したい方におすすめと言えます。
ダーマペンのデメリットとは?
ダーマペンは、金属の針を使って施術を行うため、金属アレルギーの方は受けられません。
調節はできますが多少の痛みはあり、施術後には赤みや腫れが起こることもあります。
その他、効果をしっかり実感するには、数回の施術が必要になるというのもデメリットかもしれません。
これらのデメリットを踏まえ、ダーマペンは金属アレルギーがある方、痛みがある施術は避けたい方、1回で完了する施術が希望の方にはおすすめではないと言えます。
デメリットとして知っておいていただきたいのが、ダーマペンのダウンタイムとその際の症状です。ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の肌に戻るまでの期間のことを指します。
ダーマペンのダウンタイムは針を刺す深さや、施術後の肌の状態によって異なり、短いと2〜3日程度、長いと1週間ほど続きます。赤みやひりひり感、出血、腫れなどがダウンタイム中に出やすい症状です
施術の翌日から2〜3日は赤みが目立つため、翌日は仕事や外出を控えるなどの対処をした方が良いでしょう。
ダーマペンのダウンタイムは症状が目立ちやすいため、どんな症状が出るのか、施術後はどう過ごすべきなのかも踏まえて、施術を受けるかどうか検討することをおすすめします。
ダーマペンの効果はいつからいつまで続くの?効果は永久ではない
ダーマペンの効果はいつから感じられるのか、いつまで続くのか気になる方もいるはずですので説明していきましょう。
効果はいつから実感できるの?
ダーマペンは針でつけた傷が治り始める、施術後5〜7日ぐらいから徐々に効果を実感し始めます。術後2週間ぐらいで施術前との差をより実感できるようになるでしょう。ただし、本来の効果を発揮するには、1回ではなく数回の施術が必要になります。
効果はいつまで続くの?
ダーマペンは施術が完了するまで通えば、基本的には再治療は必要ないとされています。
ただし、新たにクレーターができる、ニキビ跡ができるなどの肌トラブルが起こると、治療が必要になるケースもあるので注意が必要です。
ダーマペンの効果が実感できる回数は何回目から?一回だけでも効果はあるのか
ダーマペンは1回でも効果を実感できますが、本来の効果をきちんと得るには5回ほど施術を受ける必要があります。
1回目の施術から3週間前後は期間を開けないと次の施術ができないため、1カ月に1回の施術を半年ほど続ける場合が多いでしょう。
ダーマペンの効果を上げるにはどうすればいいの?おすすめの行動3選をご紹介
ダーマペンの効果をアップさせるには、ぜひ以下の3つの方法も試してみてください。
【効果を上げる方法その1】ダーマペンと美容コースを組み合わせる
ダーマペンに他の美容コースを組み合わせると、ダーマペンと美容コースの効果の両方を一度に期待できます。
たとえば、ダーマペンとボトックスを組み合わせると、毛穴の開きと皮脂の過剰分泌を抑制する効果が期待できるということです。
おすすめの組み合わせは後ほどご紹介しますので、費用に余裕がある方はぜひ美容コースもプラスしてみてください。
【効果を上げる方法その2】施術後すぐにスキンケアをしない
ダーマペンの施術を受けた直後は、薬剤がまだ浸透しきっていません。すぐにスキンケアをしてしまうと、スキンケアの成分により薬剤の浸透に影響が出る可能性があるので控えましょう。
【効果を上げる方法その3】ビタミンA、ビタミンC配合のスキンケア用品を使う
ビタミンAは「レチノール」と呼ばれることもあり、肌のうまれかわりのサイクルを促進させたり、コラーゲンの生成を促進させる効果があります。
ビタミンCもコラーゲンの生成を促進させるので、ビタミンAとビタミンCが配合されたスキンケア用品を使うと、ダーマペンの効果がアップするのでおすすめです。
ただし、ビタミンAは紫外線によって不活化してしまう性質があります。朝に使っても効果を実感しにくいため、朝はビタミンC入りのスキンケア用品を、ビタミンA入りは夜に使うのもポイントです。
ダーマペンに好きな美容効果を追加して効果アップ!おすすめの組み合わせ3選
ダーマペンに組み合わせられる美容施術はいくつかあります。どれを選べば良いか迷ってしまう方のために、おすすめの組み合わせを3つご紹介するので参考にしてください。
【どの肌の悩みにもおすすめできる万能型】ダーマペン×コラーゲンピール(ヴェルベットスキン)
ダーマペンとコラーゲンピールの組み合わせは、どの肌悩みにもおすすめできる万能型です。ヴェルベットスキンとも呼ばれます。
コラーゲンピールではコラーゲンの生成を促す効果が期待できるため、ダーマペンのみよりもクレーターやニキビ跡、毛穴の開き、くすみ、シワなどの改善が目指せるのが特徴です。
コラーゲンピールにはこうじ菌やキシロカインが含まれているため、アレルギーがある方は施術できません。
この組み合わせで行う場合は、ダーマペンで肌に傷をつけたあと、コラーゲンピールの薬剤を塗布します。
【シワ・乾燥肌を解決したい人におすすめ】ダーマペン×グロスファクター
シワや乾燥肌の悩みを解決したいなら、ダーマペンとグロスファクターの組み合わせがおすすめです。
グロスファクターには、TGFとIGFが含まれています。TGFは肌にハリやうるおいを与える成長因子、IGFは皮膚を再生させる成長因子なので、シワ・乾燥の悩みに積極的にアプローチしてくれるのが特徴です。
ダーマペンとグロスファクターを組み合わせる場合は、グロスファスターの薬剤を塗りながら、ダーマペンで肌に傷をつけていきます。
【毛穴・ニキビを解決したい人におすすめ】ダーマペン×ボトックス
毛穴やニキビの悩みを解決したいなら、ダーマペンとボトックスの組み合わせはいかがでしょうか。
ボトックスを組み合わせると皮脂の分泌を抑制する効果が期待できるため、毛穴の開きやニキビだけでなく、皮脂によるテカリや化粧崩れの改善も目指せます。
ダーマペンとボトックスを両方行う場合は、ダーマペンの施術のあと肌にボトックスを塗布します。
ダーマペンの効果を下げてしまうこととは?やってはいけないNG行動3選をご紹介
ダーマペンの施術を受けた後に、以下の3つの行動をすると効果を下げてしまう可能性があるので注意してください。
NG行動その1:施術後に日焼けをする
ダーマペンの施術を受けた後は、肌が針によって傷ついた状態になっています。紫外線を浴びて日焼けをすると、肌が炎症を起こす可能性があるので注意しましょう。
日焼けを防ぐには日焼け止めクリームが効果的ですが、肌の状態によっては市販のものは避けた方が良い場合もあります。
クリニックで術後に使える日焼け止めクリームを処方してもらえることもあるので、念のため日焼け対策について相談しておきましょう。
NG行動その2:施術後に激しい運動やサウナに行く
施術後に激しい運動やサウナに行って肌の体温が上がってしまうと、赤みが引きにくくなります。施術後、赤みが引くまでは激しい運動やサウナへ行くことは避けましょう。
入浴は施術当日のみNGとされている場合が多い傾向にあります。夏などどうしても汗を流したい場合は、シャワーを軽く浴びる程度なら構いません。
ただし、赤みが引かないうちは、熱いお湯に長時間浸かることも避けた方が良いです。
NG行動その3:刺激の強いスキンケア用品を使う
ダーマペン使用後の肌は刺激に敏感な状態なので、低刺激のスキンケア用品を使いましょう。
刺激が強いものだと副作用が長引いたり、炎症を起こしたりなどのトラブルが起こりやすくなります。
必ず「低刺激」「敏感肌用」などと書かれたスキンケア用品を使い、肌を擦らないよう注意してスキンケアを行ってください。
また、術後は肌が乾燥しやすいため、低刺激かつ高保湿のものを選ぶと良いでしょう。
ダーマペンの効果を正しく知ったうえで、理想の美肌を手に入れましょう
ダーマペンは細い針で肌を傷つけ、治癒力によって傷が治ることを利用して肌を再生させる美容施術です。
ニキビ跡やクレーター、シワなど、セルフケアでは改善に時間がかかる肌悩みでも、5回前後の施術で効果が期待できます。
ダーマペンに他の美容施術を組み合わせるとさらに効果的なので、正しい知識を知った上で受けたい施術を選びましょう。
ダーマペンは施術後にダウンタイムがありますので、それも頭に入れて施術の予約を取ることをおすすめします。
ダーマペンで理想の美肌を手に入れて、肌に自信が持てるようになりましょう。
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